掃除・片付けが出来るようになるには
掃除をしたら幸せになる、掃除が運を呼ぶ…などのキャッチフレーズが印象的な「掃除本」を目にすることが多くなりました。目を引かれ、手にとって読んでみると、掃除って大事なことなんだ・私も幸せになるために掃除をしよう!とポジティブな気持ちになるのですが、いざ掃除をしてみると「あれもこれも片付けたくて、キリがない」「過去の品を見つけてみては思い出に浸ってしまう」「面倒くさくなってしまう」などと、途中で挫折してしまうことも多いのが正直なところでしょう。では、どうしたら掃除・片付けが進むようになるのでしょうか。
それにはコツがあるのです。まず、掃除の基本として「掃除は上・奥から、下・手前に進める」という手順があることを忘れてはいけません。掃除が苦手な人が陥りやすいのが、「床が汚いから床掃除をして、それから蛍光灯を拭こう」といって床をせっかくきれいにしたのに蛍光灯を掃除したら埃が落ちてくる…といったパターンが多いかと思います。「せっかく掃除したのに…」と落ち込んでしまうのが目に見えます。埃や汚れは、下から上にはいきません。上から下にいくものです。また、手前から掃除を進めていって、奥でゴミが出たときにきれいになった道を戻っていくのを考えてみると、効率が悪いと気づくはずです。また、「掃除用具は手の届くところにおく」というのも大事です。もちろん、普段の掃除で使うようなぞうきんやほうき・はたきをしまわずにそのまま出しておく、ということではありません。ここでいう掃除用具とは、例えば動物がモチーフになっているようなかわいらしいミニモップであったり、そのまま使い捨てできるようなお掃除ペーパーなど、外にあっても見栄えを損なわず、気づいたら手軽に使うことができるものです。掃除=大掛かりという方程式を作らずに、日々少しずつでもきれいにしていけばその足し算で部屋もきれいになっているのです。このような少しの工夫は、片付けにも大事です。どうしても部屋に物が散乱してしまう人は、物を仕舞うという癖がついていないのです。そこで、片付けに慣れるために、まずは種類別に仕分けして物を置くという癖をつけましょう。ここは服をまとめておいておく、ここは雑誌・新聞…と同じカテゴリーの山を作るようにしてそこから仕舞うようにすると、片付けのスピードも上がり、片付けることが苦にならなくなります。かんたんなことですが、掃除・片付けにもちょっとしたポイントがあるのです。